「おいしい」を引き出すパワーとスキル ~1学年 基礎看護学「食生活」演習~

2016.07.08 18:11|看護実習&演習
エプロンがしっかりとなじみ、すっかり演習の手順にも慣れて、
「看護学生」のオーラが漂い始めた1学年。
今回の演習は『基礎看護学 食生活と排泄』から「食事介助」。

誰もが当たり前のように摂る「食事」。
患者様にとっての栄養摂取はとても大切ですが、
栄養を摂ることだけではなく、「意欲」「楽しみ」「目標を持つ」など
心理的・精神的な面で治療の一環を担っていることも非常に重要なポイント。
ゆえに看護師に求められるのは、「おいしい」「食べたい」そして
「治りたい!」と思っていただける食事介助のスキル。
その習得を目指しての演習が行われました。

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これまで物心ついてから誰かに食べさせてもらうという経験は、
おそらくほとんどないと思われる1学年。
ゆえに、この演習、やっぱり興奮気味(笑)。

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片麻痺の患者設定で行われているものの、
初めて手にする「吸いのみ」ゆえ、口に入れる角度も分からず
「飲めた?」と患者役に聞いている学生、ちらほら。

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また、疾患のイメージがわきにくいのか
ほとんどが「なんとなくこんな感じ」で食べさせています。
そこへ教員の「患者役は口の端をおさえてみてください」の声。
すかさず口の端を押さえたらその途端、「あ、開かない!」「食べにくい!」

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・・そうです。それが患者様の状態です。
ということは看護師役の介助の方法も自ずと変わってきます。
「口に入れにくい!」「むせないように水分をいれるのが難しい!」
「こぼれそう!」・・そんなため息にも似た悲鳴も出ていました。
顔の向き、スプーンの角度、飲み込みのタイミングなど
本当に細かいところまで注意が求められることに気づかされ、
そこに「誤嚥性肺炎*」 という疾患が結びつきました。

*誤嚥性肺炎 ・・食べ物や飲み物、胃液などが誤って気管や気管支内に入り、
その気管に入ってしまった異物に含まれる細菌が原因で起きる肺炎

ひたすら繰り返す「練習」ではなく、知識を持った上で技術を深めるのが「演習」。
1学年は技術のみならず疾患と結び付けられるところまで
みっちりと事前学習をして「臨んで」、いえ「挑んで」いたようですね。
その成果、あったようですよ(笑)。

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今回は技術のみならず、患者役からも学ぶことが多い演習でもありました。
立場や目線を変えて患者様の気持ちに近づくことで、
見えてくるものが多いものです。
看護師として「食べさせる」のではなく「食べていただく」、
その視点を決して忘れず 
「おいしい」を引き出すパワーを
しっかりと身につけてまいりましょう!


もうすぐ夏休み。
27期生、春よりもちょーっぴり看護師に近づいてまいりました☆

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