求められるものは「基礎」 ~最終学年「災害看護」演習~

2015.12.10 09:20|看護実習&演習
専門実習10クール終えた最終学年に残された講義は2つ。
1つは技術の総まとめとして行う「総合技術演習」、
そしてもう1つは「災害看護」。

昨今災害が多発する中で、看護師の役割が大きくクローズアップされることが
多くなり、ここ数年で学びが深まった分野です。

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「災害看護」。
この領域は「統合と実践」というくくり。
「災害看護」で看護師に一番求められること、
それは「看護の基礎が身についているかどうか」です。
なぜなら災害時は物品、人、環境すべてにおいて不足した状態の混乱するその中で、
確固たる技術=スキルがなければ、看護そのものが成り立たないから。
この「災害看護」を学ぶ、それはこれまで講義、実習を重ね、
基礎的な技術を学んできた最終学年だからこそ、
「災害看護」を学ぶべき学年といえるでしょう。

この「災害看護」の講義は全部で15回。
あとラスト2回という12月3日、多目的ホールで演習が行われました。

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まず、ホールを災害現場とみなし、2つに分けられました。
1つは救護所。
横たわる患者役が多数いる中で、どんな状況なのかを聞き取り、観察し、
状況把握、そして看護、処置が進められます。

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もう1つはトリアージのためのブース。
トリアージとは、最善の結果を得るために、傷病者の重症度によって
治療の優先度の決定を行い、治療にあたることをいいます。
決定された優先度は、緑、黄、赤、黒が施されたトリアージタッグで表します。

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実際の緊迫した状況ではないまでも、
「はい、救急車到着しました!」「骨折あり、固定お願いします!」の声に
つい報告を忘れてしまったり、なすべき段階を踏まずに進めてしまったり。
講師から「最優先はなに!?」「患者さん、そのままでいいですか!?」
そんな問いかけが入ります。
慌てて周囲やテキストで確認して、次へのステップへ。
混乱した現場を想像すると、この技術では戦力にならないことは一目瞭然。

病棟ではないからできない。設備がないからできない。
それを知識と技術を生かして「できる」に変える。
何の分野においても、何の学問においても、
求められるものは「基礎」である。
それを実感した演習となりました。

さぁ国家試験まであと66日(12月10日現在)!
最終学年は3月に卒業を迎えると、翌4月には医療現場に立っています。
遠い未来ではなく、もうすぐそこにある未来まで、
残り少ない時間を、いかに有効に自分のものとしていくのか、
それは個人個人のモチベーションにかかっています!
がんばってます、 最終学年!!!

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